110】このままでは駄目

ひと冬を越え、皆それぞれに体格がサイズアップし、パワーアップしています。
しかし、その中でも較差が如実に出ている。
時の流れと共に、自然の成長では当然駄目です。
そこに自らの意志を加え、必死とか、何がなんでもとか、厳しさとか、出来るまでやるとか、自分を追い込むとか…
それが重要なのだが、残念ながら選手達にまだまだそんな姿は少ないし、努力なんて言葉は当てはまらない。
普通の日々を過ごし、普通の取り組みをし、普通に頑張るだけでは、普通の選手の出来上がりです。
普通というのを一概に駄目だという訳ではないが、前途洋々な中学生が普通を目指すのではちょっと淋しい。
成績表で言えば、5段階評価でオール3。
これが目標?   これで夢が叶う?
明るく楽しいだけじゃたどり着けない領域っていうのがある。
並の選手を目標に豊中シニアに入団して来たの?
5を取らなきゃいかんでしょ!
精神論ばかりを振りかざすつもりはないが、やはり気持ちのこもった一声が無いから失点に繋がっているし、努力の裏付けが無いから不安なままのプレーになっている。
練習でやるべき事をしっかりやっていないから、試合の中で追い詰められたとき、腹を据えた覚悟が出来ないのです。
練習の段階からプレー毎に徹底的に指示を出すとか、今日はとにかく低い姿勢で捕球してみるとか、一塁まで絶対全力で走るとか、なぜ、ひとつにこだわってやろうとしないのだろう。
こだわらないから何も身に付いてない。
大好きな野球なのに楽しく適当にってか?
野球の神様に失礼です。

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109】シーズン入り

人には色々な局面があります。
大局の最中に訪れるそのターニングポイントを、過日感じる事はよくある事でごく普通ですが、リアルタイムで気付く事はなかなか難しい。
中学生の野球、私は選手個々においても、チームにおいても、しっかりアンテナを張って、その変化を鋭く感知しようと心掛けています。
ただし、大人も子供も同じ事が言えるが、誰が何をしただの、何を言っただのと野球の本質以外で小さな事にこだわり敏感に反応し過ぎてしまう事はあまりよろしくない。
敢えて鈍感力が必要な場合もあるという事です。
こだわるのは野球に対する取り組みと結果。
と同時に、いくらなんでもそれは言ってはダメ、なんぼなんでもそれはしてはイカンという事があると思う。
つまり礼節のわきまえです。
人によって沸騰点は違いますが、良識が有る無しの境目はこのあたりにあると思います。

さて、来週より2月入り。
豊中シニアもオープン戦、遠征試合を含め10試合程度の練習試合を予定しています。
選手個々の心、体にかなりの差が見えてきています。
夢を夢のまま終わらせるのか、夢を現実の目標に変え、掴みと取るのか、流した汗の量によって決まります。
去年までのデータでは、全国で高校卒業後、大学でも野球を続ける選手は13% 。
ということは10人のうち8人以上が、硬式野球は高校で終わることになる。
豊中シニアの選手諸君、2年生、全員ではないが、あと3年6ヶ月で硬式野球引退です。
もっと前へ、もっと上へ、もっと強く、もっとしなやかに。
早く気付き、究極の努力に目覚めなさい。

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108】只今強化中

新年に入り、体力強化の真っ最中。
しかし年々子供逹の関節の弱体化が目立ってきてるように思う。
特に膝と肘。
世代と共に年々身長は高くなってきているが、一方で体は弱く、怪我や故障にも弱い。
集中力や瞬発力にも欠けてる気がします。
これも時代の流れ?
無茶はさせられないが、強靭な身体にするべく基礎を構築したい為、故障しないように配慮しつつも何とか教え育てねばなりません。
一年生、もう9ヶ月が経過したよ。
あと1年 8ヶ月でシニアの野球が終わるよ。
つまり3分の1が既に終わってる事になり、時の流れは実に速い。
その時間は誰にも平等に有るのだけれど、各々の考え方や使い方によって価値や効果は十人十色。
気付かない内に色んな事に大差がついていることもしばしば。
選手として、そして人として。
私は選手逹に時々言う事がある。
ひがむ人にならず、ひがまれる人に。
うらやましがる人にならず、うらやましがられる人に。
刻一刻と磨きがかかっていく子供逹が、それこそ大きく道を踏み外さないよう、時に優しく時に厳しく、近くで遠くで見守ってやらねばならないと思う。
そして健全に生きる社会人として、楽しみに帰って来れる母体豊中シニアの安定を継続維持していかねばならぬ。
それが私のこだわりかもしれません。

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