176】勝って失う

大きな大会に優勝して失ったもの。
それは、チャレンジ精神、素直さ、そして謙虚な姿勢。
新たに生まれてくる魔物。
それは生意気、横着、急に上手くなったと勘違い、天狗。
本日試合に出た内の 「7人」 。 
話にならん!! 全く話にならん!!
毎試合毎試合あきれるくらい、同じ事の繰り返し。
何とかしなければならないという本人の意志、姿勢が見当たらない。
おそらく当人達にとっては 「軽い」 事なんでしょう。
このままでいいと思っているとしたら、「論外」 。

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175】気付き、即実行。

2年生も、1年生も、個人差が日増しに付いてきています。
体重、アンテナ、走る事、捕る事、投げる事、振る事、指示を出す事、取り組む姿勢etc…。
果たして当の本人達は気付いているだろうか?
親御さんは気付いておられるだろうか?
まだまだ何とでもなる僅かな差ではあるけれど、これを気付かないのはマズい。
放っておくのはもっとマズい。
気付いているのに善処しないのは、かなりマズい。
我々指導者はこういうテーマも早く気付き、よく話し合います。
侮ってはいけない事なのです。
野球をやっていない時間帯の躾教育というか、振る舞いというか、意識改革が必要で、そこは各御家庭での役割でもあるかと思い
ます。
ユニフォームを着て我々の視界の中で野球をする、それだけで 「良い選手」 にはなれません。
毎日食べる米の量に2合の差があると半年後どうなる? 
それをバットスイングや捕球の量に置き換えると?
それは先々、体力的に、技量的に、おそらくは人間的にも簡単には取り戻せない大差となるし、怠ける習慣、横着な人格が染み
込み、更に積み重なっていくと、親子の後悔の原因になるかもしれません。
長く小中学生の野球指導に携わっていると、大体の事は読めてくるし、見えてきます。
それは絶対ではないが、あまりハズレない。

人間的な躾教育無くして、品格のある良い選手には育たないと私は思います。
指導者の価値観にもよるが、私は、野球さえ上手ければ良いという考えは有りません。
豊中シニアは誠実な球団でありたい。

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174】次の挑戦

先週の藤井寺市長杯は、3連勝したものの得失点差で上位に届かず、決勝トーナメントには進めませんでした。
やらなければならない事がハッキリしている、それはすぐにはマスター出来る事ではないが、焦らずじっくり1ヶ月単位で取り組むつもりです。
それはうちの弱点でもあり、この4ヶ月間で何とか克服したい。
そして平行して体力強化。
当然です。

関西大会の決勝戦試合中に怪我人が出ました。
鎖骨骨折です。
ファールフライを2人の野手が追いかけて衝突した。
懸命なプレーでの結果であり仕方ない部分もあるが、では果たして防げなかっただろうか?
答えは「NO!」です。
もっと上を目指したいので、必ず選手のためになるので、敢えて言う。
必要不可欠なのは、当事者2人の「声」と一番近くにいる選手の「声」です。
おそらく3人とも、それぞれに必要と思われる事は口に出しただろうと思う。
しかしその絶対量が足りないのだ。
鬼気迫る迫力有る声が無いのだ。
だから相手に伝わらないのです。
伝わらなければ指示を出してる事にはならないではないか。
これで2回目の衝突プレー。
1回目と今回で、何らシチュエーションは変わっていない。
このままでは3回目が訪れる。
今度はそれを怖がって、譲り合う消極的なプレーになってしまうのか?
又は、もっと大きな事故へ繋がってしまうのか?
随分前だが、ある父母より、なぜそんなに声を出せと宮本監督はうるさいのか?  と疑問があったらしい。
うちの子は根っから喋らない静かな子なんです、と。
私が言う、声を出して野球をやるという最大の目的は、こういう事故防止と、単純ミス、平凡ミスの減少に繋げたいから。
明るく、元気よく…、それも良いでしょう、でもそれは二の次、一番の目的ではない。
しっかりと自分の言葉で自分の意思を相手に伝える、場合によっては瞬時に伝える。
伝えた「つもり」「やってるつもり」ではダメ!。
自分の「声」で相手を動かす。
自分の「声」でプレーを支配する。
これが私の理想です。
性格が大人しかろうが、静かであろうが、口べたであろうが関係ない。
ここ一番、叫ばなきゃならない時があるという事です。
その為に、普段から「声」を出す「しゃべる」という習慣と鍛練を課しているのです。
全員がそんな選手になったなら、そりゃ強いよ。土居監督率いる奈良西シニアの主将、塚本君が正にそういう選手、素晴らしいです。
何も、ガヤガヤと賑やかに野球をやりたいと思っている訳じゃない、それは手段であって、目的ではないのです。

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