163】似て非なるもの

期待に応えられないのは問題ない。
それは仕方のないこと。
期待に全て応えられたなら打者は10割バッターだし、野手はノーエラーだし、投手は負けない投手となる。
それこそ無理な話だ。
そうではなく、期待に応えようと必死になるところを見たいし、その一生懸命な姿は美しくもあり、明日へも繋がる。
一方、しかし期待を裏切るのはよろしくない。
では、裏切るとはどういうことか?
それは、結果を出せなかったということではなく、やろうとしなかったということだ。
逃げたという言い方も出来る。
やって出来なかった選手と、やろうとしなかった選手。
たとえ結果が同じだったとしても両者の人間的違いは大きい。
やって出来なかったならば仕方ないではないか。
出来ない事なんて山ほどある。
また精進し挑戦したらいいだけのこと。
それでダメならまた次に挑戦。
失敗を踏まえ何かを感じ再挑戦する事で、創意工夫も生まれるし、心の土台もしっかりしてくるはず。。。
いったい、やろうとしないというのは何なのだろう。
結局、本人が何かを気付き、何かに目覚めるしかない訳で、我々もその方向に持っていく為に悪戦苦闘するのです。
ただし時折思う事は、各々の選手が持ち合わせている性格や気質はなかなか変えられないということ。
ここに我々のジレンマがある。
しかし我々も諦めはしない。
出来る選手は出来る?
駄目な選手は駄目?
怠ける選手はずっと怠ける?
人間の本質は変わらない?
んー、こう言ってしまうと何だか淋しくなる。
指導者がそう決めつけたらおしまいです。
夢も希望も無くなる。
こんな言葉で片付けてはならない。
難しいが何とかなると思います。
そしてそこには指導者と親の努力が最重要。
みんな体はデカくなっているけれど、中身はやっぱり中学生という思春期の子供なのです。

162】関西六大学連盟記念大会

関六大会、3年ぶり、2度目の優勝をしました。
穴だらけで、まだまだやらなければならない事が山積していますが、この大会を通じて、ほんの少しだけ成長したかもしれません。
現段階では選手達が良くやってくれたと思います。
しかしこのままでは来春上位チームに置いていかれる。
この学年は接戦が予想されます。
それぞれのチームが虎視眈々と狙っているはず。
その中に加わり、上に抜け出す為、厳しいトレーニングをしなければならないと考えています。

大会期間中、主催の吹田シニアさんには、グランドの設営から審判業務まで、多面に渡り御尽力を賜りました事、心より御礼申し上げます。
また石橋会長におかれましては、閉会の御挨拶の中で、私宮本を讃え労いの言葉を述べてくださったこと、切に感謝申し上げます。
誠に有難うございました。
これからも精進いたします。

161】球道、即ち、人道。

豊中シニアOBが在籍している高校さんから、高川学園、市立尼崎、佐久長聖、東北、の4校が今夏甲子園出場を決めました。
細谷、竹田、吉田、古川、上神、荒木、おめでとう。
また、金光大阪の井上や関西創価の大橋たちも健闘したと思うし、残念ながら敗れはしたもののOB達全員が仲間を監督を信じて突き進み、男を磨きながら歩んでいるのだと思います。
それでいい。
それがいい。

私は甲子園の経験がありません。
大学野球の聖地、神宮での大学選手権の経験もありません。
そして最大の後悔は社会人野球に進まなかった事。
あの東京ドームでの都市対抗野球って何とも言えない雰囲気がある。
応援スタンドも含め正に一丸となり、きっと素晴らしいステージなんだと思います。
甲子園も神宮も東京ドームも永遠の憧れの大舞台です。
私の野球は、その憧れと悔しさが根底にあり、そして友情と感謝と責任感が糧となっています。
教え子には、みんな良い思いをして欲しい。
それが私の願いのひとつではあるけれど、否、夢叶わなかった選手達の人間味、叶わなかった故の心の深みにも是非、重きを置きたいと考えます。 

野球って素晴らしい。