期待に応えられないのは問題ない。
それは仕方のないこと。
期待に全て応えられたなら打者は10割バッターだし、野手はノーエラーだし、投手は負けない投手となる。
それこそ無理な話だ。
そうではなく、期待に応えようと必死になるところを見たいし、その一生懸命な姿は美しくもあり、明日へも繋がる。
一方、しかし期待を裏切るのはよろしくない。
では、裏切るとはどういうことか?
それは、結果を出せなかったということではなく、やろうとしなかったということだ。
逃げたという言い方も出来る。
やって出来なかった選手と、やろうとしなかった選手。
たとえ結果が同じだったとしても両者の人間的違いは大きい。
やって出来なかったならば仕方ないではないか。
出来ない事なんて山ほどある。
また精進し挑戦したらいいだけのこと。
それでダメならまた次に挑戦。
失敗を踏まえ何かを感じ再挑戦する事で、創意工夫も生まれるし、心の土台もしっかりしてくるはず。。。
いったい、やろうとしないというのは何なのだろう。
結局、本人が何かを気付き、何かに目覚めるしかない訳で、我々もその方向に持っていく為に悪戦苦闘するのです。
ただし時折思う事は、各々の選手が持ち合わせている性格や気質はなかなか変えられないということ。
ここに我々のジレンマがある。
しかし我々も諦めはしない。
出来る選手は出来る?
駄目な選手は駄目?
怠ける選手はずっと怠ける?
人間の本質は変わらない?
んー、こう言ってしまうと何だか淋しくなる。
指導者がそう決めつけたらおしまいです。
夢も希望も無くなる。
こんな言葉で片付けてはならない。
難しいが何とかなると思います。
そしてそこには指導者と親の努力が最重要。
みんな体はデカくなっているけれど、中身はやっぱり中学生という思春期の子供なのです。
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