151】人間は忘れる動物

私はメモ魔です。
最大の理由はそうしないと忘れてしまうから。
ちょっとしたヒントになったり、反省や飛躍の材料になったり、後々それが生きてきます。
それから、どうしても今のこの気持ちを書いておきたい、いや書かずにはおれない、なんて事もあります。
何かを感じ、心が動けば、決して忘れない忘れたくないとも思うだろうし、人として重要な事だと言えるし、それは大切な野球感性にも繋がっています。
でも悲しいかな人は物事を忘れる。
忘れて良い事もあるけれど、忘れてはならない事までも忘れる習性がある。
だから私はメモをとる。
学生時代からそういう習慣を持っていた私は、メモや心を映し出す日記が、首都大学野球リーグの首位打者争いに大いに役立った。 (結果は2位でしたが)
そのメモには相手のクセや特徴と、状況による自分自身のクセがギッシリ詰まっている。
そして日記には喜び、苦しみ、辛さ、悔しさ、葛藤などが書き記されている。
私が本気になるキッカケは「悔しさ」だった。
そして母子家庭で育ててくれた母への「感謝」だった。

今、年間を通して最も大切な大会に入っています。
3年生にとっては3年間の中でも一番大事な大会です。
メンバーに入っている選手も入っていない選手も皆全員で戦っています。
そして1回戦、2回戦を突破した。
金子を中心とした応援にも涙が出そうになる。
あらゆる気持ちが詰まったこの大会、その色んな思いを選手達がどんな風に日誌に書いているのか、楽しみにしていましたが、数名が未記入、無持参。
非常に残念でした。
注意はしましたが、未だに私には理解出来ません。
ただしこれが彼等のキッカケになれば「棚からぼた餅」で、もっと良くなる。
そういう彼等が変わっていってくれたなら、もっともっと強くなる。

次は兵庫北播戦です。
今春、関西大会優勝チーム。
これまで通りチャレンジャーとして正々堂々と戦う、それだけです。

150】初戦突破

大会初戦というのは普段通りの野球になりにくく、波乱の戦いになるケースが多いように思います。
結果はともかくも各会場でそんな試合展開がいくつも見受けられた模様です。
内容よりも結果が欲しい、初戦を迎える監督さんは私を含め皆さんそう思っておられるのではないでしょうか。
そんな中、豊中シニアは程よい緊張感を持ち、まずまずの戦いをする事が出来ました。
昨秋負けている相手に対して臆することなく全員が戦ってくれた。
リニューアルした選手達の自信と成長を感じました。
そして球場には沢山のOB,OB御父母、関係者の皆様の応援が有りました。
メンバーを外れた選手達のフェアで熱い応援も本当に嬉しいです。
私は厳しく口うるさい監督なので概ね煙たがられてると思いますが (苦笑) 、それでもこれだけ沢山の応援をいただけるのは、
チームや選手達やOB達の真面目な取り組みが源となっていると思います。
有り難い、有り難う。

149】ある光景

学童から中学へ、中学から高校へ、新しい組織に移り変わった時、期待と不安に苛まれます。
そして幼年期から少年期へ移行するこの中学組織への入団は、本人を一人立ちさせる上で親子にとって最も大切な時期と言えます。
豊中シニアにもそんな新人21名が入団してくれました。
一人一人が色々な異なる環境を経て集まってくれた選手達です。
それぞれが違う家庭環境と学童チームで育てられました。
そして豊中シニアという共通の場で沢山の事を経験し成長の階段を登って行きます。
協調、和、我慢、礼節、苦悩、挫折、成功、喜び、友情、慈悲、男気、感謝、等々…。
そんな中、選手達は不馴れな未知の世界で何とか従っていこうと頑張ります。
今まで走った事のない距離を、今まで振った事のない数を、今まで食べた事のない量を、今まで出した事のない声を挑戦するようになります。
そしてその先には今まで味わったものとは別格の充実感と領域が待っているのです。
まさに子供がひとつの殻を破り大きく前進しようとしている瞬間です。
その時、親御さんが 「無理をしてはダメ」 「また故障したらどうするの」と言ってしまうのは如何なものでしょう?
その瞬間に大切な芽を摘んでしまう事になりませんか?
ケガや故障に関してはデリケートで扱いが難しいですが、子供が自分の意志でちょっとした事をやり遂げ、少し充実した表情を見せたのに、少しだけ親離れ出来る機会でしたが、チャンスを逸したように見えました。
こういう事からも少しずつ差は出来てしまいます。
豊中シニアは故障者に一切の無理はさせません。
その無理は無茶です。
子供が、やれる状態とやる意思を持つまで待つことにしています。
豊中シニアはこちらからお願いした場合を除き、我が子に対しグランドでの接触、声掛けは一切無用です。
どうぞ距離を置いて静かにポジティブに見守ってあげてください。
もう中学生硬式野球なのですから。