145】気になる

25人のメンバーを決めて2週間、チームは実践練習中心に取り組んでいるが、4、5人の選手以外はどうも行動が甘く、控え選手に至っては、人の後ろを着いて行くだけ、言われたら少しやるが、持続性がない、またすぐ忘れる…。
バットを引けない、グローブを渡せない、試合中に道具を無造作に土の上に置く、ブルペンキャッチャーの役割を果たせない、ベースを踏み忘れても気付かない等々、当たり前の事が出来ないこれでは試合でトータル的に良い結果を出せる訳はなく、非常に残念です。
よく、声を出せっていう叱責がある。
これには2つの重要な目的があって、1つは自分自身を戒め、自分の精神をピリッと引き締めるという事。
これは静かにしていても本人次第で出来る事だし、むしろ集中力は静の中から生まれる物ではあるが、野球は組織でありチームである。
いろんな影響や効果や将来を考えれば中学生野球はしっかりとしゃべってやる方が良い。
勿論本人のため、チームのためだ。
もう1つは誰かに何かを伝えるという事。
これはものすごく大切な事で、今、何か伝えたい事がある、確認しておきたい事がある、言わなければならない事がある…等々、そんな時にどんな声を出す?
本人がどうしても伝えたいのであれば、魂の入った、迫力のある声で必死になるのは当たり前ではないのか!!!
やってるつもり、言ってるつもりなんて、そんな甘いもんはいらん!!
とかく自己評価の甘い中学生、そして一部で見受けられる猫可愛がりで甘やかす親。
この甘い自己採点が、伸び悩む原因となる。
そのあたりの事が分かってそして出来てるかどうかで選手として大きな差が生まれるし、またそういう選手が何人いるかがチームの浮沈明暗を分ける。
切り離して考えるべき事ではなくお互いの協力が必要だが、家庭での躾教育は親です。
グランドでの野球躾教育は指導者です。
我がチームは野球だけをさせれば良いという組織ではないので、親、地域、指導者の三位一体で子供達の徳育に臨みたいと考えます。

本番まであと2週間。
それぞれの選手がどこまでの自覚を持って出来るか。
今年の関西は突出したチームが無く、だからこそ弱気になったり、気を抜いた方が負ける。
接戦が多くなる。
そして変な先入観を持った方が自滅する。

先週の3連休は奈良ブロック交流戦。
その二日目は奈良西シニアさんと対戦。
またキャプテンと野球小僧にやられた。(笑)
次は何としてもリベンジしたいと思います。
それから先週末土曜日は重鎮森元監督率いる京都シニアさんと対戦。
試合もさることながら、伏見桃山城を真横に据えた絶景球場。
感謝です。
そして日曜日は西田監督率いる高砂シニアさんと初めてさせていただいた。
事前情報通りの素晴らしいチームで、大変参考になりました。
大会前に対戦し経験を積めた事は大きく、選手達も新たな何かを感じてくれたと思います。

龍之介にかなり厳しい事を言った。
わかってくれて、やってくれると思っているからです。
すぐに結果が出なくても良い。
期待してます。

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144】メンバー決定

日本選手権予選のメンバー25名を決めました。
あらゆる角度から検討し、様々な理由から選別しましたが、いつもの事ながら辛くイヤな作業です…。
メンバーの座を、声や元気やアンテナの高さで取った選手、打撃で取った選手、守備で取った選手、普段からの素行面で取った選手、メンタル面で取った選手、トータルの野球技量で取った選手、等々色々ありますが、取れなかった選手との大差はない。
大差は無いどころか、すでに目の色を変えて新たに取り組み始めている選手もいる。
今メンバー決定するのであれば、何人かは入れ替えても良いとさえ思える。
豊中シニアはメンバーの入れ替えも多く、次なるチャンスに向けて精進してもらいたい。
そして豊中シニアは最後まで全員の面倒を見る。
どの選手も高校野球で通用し、選手として、人として認められるようにもっていきたい。
将来、凛々しく清々しい顔で出身母体であるこの豊中シニアに顔を覗かせてもらいたいしね。

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143】天命を知り、人事を尽くす

爽やかな良い季節になりました。
正に野球シーズンの到来ですが、手放しで喜ぶ事が出来ません。
そう、熊本地方を襲った地震の事があるからです。
私の職場の同僚にも熊本に御身内の方がおられますし、また、うちの内田ヘッドコーチの実家も、そして、うちの御父母の御身内も未だに車中での生活を余儀無くされてます。
はたして地元のスポーツ青少年達はどうしているのだろう。
スポーツどころじゃないですよね。
心が痛みます…。
きれい事を言っても仕方ないのだけれど、わずかばかりの寄付をする事くらいしかなくて、もどかしくて、たまらないです。
とにかく政府に迅速に手厚く動いてもらいたい。
人は国の財産、子供は国の宝です。

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