95】未だ道、半ば。

当豊中シニア3年生の最終参加大会、交野市長杯が雨で大会中止となり、自動的に9月の卒団式を残すのみとなりました。
2年前の入団時より、内田ヘッドコーチ、荒木コーチを中心に一貫して礼儀と基礎体力強化から始まった指導、そして高津コーチらの手が加わり、三代コーチに引き継がれ、ここまで来ました。
物事に絶対は無いが、誰が何と言おうと、決して大きく間違ってはいない2年5ヶ月間だったと思います。
去年の町田、藤原、井上のような感性鋭い打者はまだ育ってないが、それでもバットを振る力、野球をする力は備わってきたと思います。
満足している訳ではありませんが、あの弱いチームが良くここまで来たものだと…。
まあまあのチームになりました。
選手一人一人が努力を継続したことは言うまでもありませんが、更なる上を目指してもらいたい。
私も厳しく、時に選手をボロクソに叱るもんだから、選手もそして親も大変だったでしょう。
私は、中学生は、時と場合によっては、そこそこ厳しく叱る事が必要な重要な年代時期だと思っています。
子供の将来を思い、本気になって叱る大人が果たしてどれくらい居るのだろう。
ましてや他人様の息子。
もちろん叱る以外の方法も知った上での事だし、厳しくすればいいというものでもない事は重々承知。
指導者は責任と覚悟と信念が要るという事です。
そしてその組織を安定継続させるべく務める事が使命だという事です。
高尚な球歴も経験も悪くはないが、中学生という子供を知るという事の方が、そして誠実な人間性の方が指導者として遥かに尊い。
指導者にも色んな種類があるが、今、目の前の選手を見て欠点を見付け出し、指摘する、もしくは長所を見付け出す、これが一番簡単です。
しかしその前後の背景を把握しないままのワンポイントアドバイスは選手の迷いや誤解に繋がることも少なくない。
監督はその辺にも注意を払わなければならないと思っています。
3年生の進学先も順次内定しておりますが、見方を変えれば、高校での戦いが既に始まっているとも言えます。
少し休んだら、また目標を見直し、自己鍛練に励んでください。

Hits: 114

94】林和男旗杯

東北連盟記念全国選抜大会は3回戦まで勝ち進みましたが、4回戦で調布シニアさんに敗退し、ベスト16に終わりました。
去年のこの大会の覇者でもある関東の強豪調布シニアさんに対し、中盤まで押し気味の展開で、全国の舞台でも十分戦えるだけの成長を遂げていると感じた大会でした。
その調布シニアさんですが、昨日決勝戦にて快勝され見事2年連続の優勝を成し遂げられました。
誠におめでとうございます。
春季関西大会、日本選手権予選、そしてこの全日本選抜大会と、3大大会連続で、豊中シニアが敗れた相手チームが優勝です。
どう思っていいやら、いずれも惜しい試合だっただけに悔しさが残ります。
しかしながら我がチーム豊中、勝てないだけの理由も原因もキッチリとあります。
最後は投手の投球回数制限の壁に泣かされたが、それはお互い同条件。
投手の枚数を再認識せよと野球の神様が言ってくれてるのだと思います。
それもさることながら、数名の選手の心の弱さ、そしてあってはならない4度の基本的なミスが出てしまい、強豪相手にこれでは勝てませんが、それでも選手逹は現状よく頑張ったと思います。
自然に出来るまで私が教え込めていなかったということです。
思えば、1週間前まで最悪の状態でした。
とても戦える雰囲気ではなかったし、あと2週間は必要だと思ってました。
その事を大会出発前に日記に書こうとしたが、さすがにそれは出来なかった。
勝った負けたの結果だけでなく、この貴重な経験から、選手逹は何を感じ、何を学んでくれただろうか?
決して満足している選手などいないはず。
ここ一番の局面で、冷静に頭が働いたか!?、ここ一番の局面で、動けたか!?。
捕球、送球、狭殺、スイング、バント、全力疾走、そして声。
たまたま好結果が出せなかった選手については別に問題はない。
尚一層の努力をしてくれると思う。
しかし一方で1年生のような幼稚なプレーをする選手が依然としている。
全力で追わない、積極的に振らない、サインミス、守備位置を感じない、指示を守らない、すぐ忘れる…等々。
これはたまたまではない!
これをやってしまう選手って、入団当初からほぼ同じです。
同じ選手が毎度毎度同じ注意を受けている始末。
来春高校入学までにどうしても改善しなければなりません。
反省し、心に刻み、明日に繋げる強い意志があれば、もっともっと良い選手になるのに…。
意識が足りないなぁ…。
もったいない。
性格的なものだと諦める種類のことか!?
違う! その気になればすぐに改善可能だ。
やる気が有るか無いかだ。
沢山の経験をさせてもらってるはず。
時によっては、勝利を犠牲にしてまでも…。
これで、今の時点でやる気に目覚めないようなら、どこで何をやってもいっしょだ!!
極めることなど出来るはずがない。

卒団まではあと1ヶ月、是非1日も無駄にせず取り組んで欲しい。
そして私にも反省はある。
選手に指導しきれていないという事。
まだまだ私自身も甘いという事です。

それから、遠方への大会遠征にともない、色んな方々の御協力を賜り慣行する事が出来ましたこと、心より感謝申し上げます。
有り難うございました。
お疲れ様でした。

最後に、この度の大会出場に際し、OBや現役の御家庭中心に心暖まる御支援をいただきました事、厚く御礼申し上げます。
誠に有り難うございました。

Hits: 131

93】このまま終わるのか

全日本東北大会まであと2週間。
大会を想定して神戸中央シニアさんとオープン戦をさせていただきましたが、良いとこ無しの完敗。
関西を代表して出場するのに全く自覚と責任が無い。
私が期待していたのは、腹の底から、心の底から、身体中からにじみ出てくる闘志。
残念ながら我がチームにはそれを感じませんでした。
地力のないチームがファイティングスピリットを示さなければ強い相手に勝てるはずがない。
何度もレギュラー取りのチャンスをもらいながら、ハッスルする事もなく、その都度マイペースでやる選手。
そのマイペースが一番の欠点なのに気付けない、だから改心しない、したがって進化しない。
レギュラー達も気の緩みは明らかだ。
自主的には普通の事も出来ない、並以下の選手なのに、何か上手くなったと勘違いしてないか?
久々に日誌に目を通すと、内容が薄く、中には1ヶ月も2ヶ月も記入してない驚きの選手もいる。
また書いてあることも1年前と同じ。
成功体験も、参考にしない。
失敗体験も、教訓にしない。
同じ失敗、同じ反省。
この2年間は、いったい何だったのか?
それでも高校進学相談に乗ってもらうのは当たり前ってか?
ちょっと言うべき言葉が見つからない。

Hits: 122