161】球道、即ち、人道。

豊中シニアOBが在籍している高校さんから、高川学園、市立尼崎、佐久長聖、東北、の4校が今夏甲子園出場を決めました。
細谷、竹田、吉田、古川、上神、荒木、おめでとう。
また、金光大阪の井上や関西創価の大橋たちも健闘したと思うし、残念ながら敗れはしたもののOB達全員が仲間を監督を信じて突き進み、男を磨きながら歩んでいるのだと思います。
それでいい。
それがいい。

私は甲子園の経験がありません。
大学野球の聖地、神宮での大学選手権の経験もありません。
そして最大の後悔は社会人野球に進まなかった事。
あの東京ドームでの都市対抗野球って何とも言えない雰囲気がある。
応援スタンドも含め正に一丸となり、きっと素晴らしいステージなんだと思います。
甲子園も神宮も東京ドームも永遠の憧れの大舞台です。
私の野球は、その憧れと悔しさが根底にあり、そして友情と感謝と責任感が糧となっています。
教え子には、みんな良い思いをして欲しい。
それが私の願いのひとつではあるけれど、否、夢叶わなかった選手達の人間味、叶わなかった故の心の深みにも是非、重きを置きたいと考えます。 

野球って素晴らしい。

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160】自分次第

いゃー、毎日が暑くなってきました。
高校野球甲子園予選も大詰め、夏本番ですが、一部で波乱含みの展開になっているようです。
うちのOB達の健闘を期待しています。

新チームですが、1ヶ月分以上の練習不足を感じますので、オープン戦や実践練習も良いですが、平行して体力強化を敢行していきます。
今、調整など全く必要ありません。
走る力、投げる力、振る力、声を出す力、基本的なフォーメーション等々。
そしてフォアザチーム精神の確立です。
よく耳にするのが、一人一人が個々の能力を高め、結果を出せば、それがチームの為になる、と。
個々の能力アップは当然のことだから、チームは個々の集合体だから、そういう考え方もあるだろう思う。
野球が職業ならば、なおのことそれに近いものもあるかもしれない。
しかし子供達に対してはいかがなものだろうか?
一人一人を叱咤激励する為の色んな言い回しはあれども、核心がそこにあるとするならば、私とは価値観が違う。
一歩間違えれば、自分と関係の無いことや得の無いことはやらない、ボランティア精神など無縁、ということにまで繋がっていかないだろうか?
何か違和感を感じます…。
影からの温かい支えもあるんです。
自己犠牲も時には必要なんです。
何が正解かは分からないが、少なくとも我がチームは私が監督でいる限りにおいてはスタッフ一同このコンセプトで統一して前に進みます。

2年生は現在10点満点中平均3~4点。
投手においては2~3点。
思い描いている図面は有りますが、遥か遠い。
投手陣の整備も急務です。
やらなきゃならないでしょう。
練習はそつなくこなすのではなく、目的を持って、そのひとつひとつをクリアすることにこだわること。
そして必ず長期ビジョンも持ち合わせること。
2年生 30人のチーム内競争も既に始まっています。
それぞれの選手に平等な時間は流れるが、平等な内容ではない。
自分次第です。

「 目標がその日その日を支配する 」

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159】新チーム初戦

新チーム、9月の秋季大会に向けたブロック予選に先立っての前哨戦、関西六大学野球連盟記念大会が始まりました。
まずは主催の吹田シニアさん、今年も参加させていただき、誠に有難うございます。
その初戦は一昨日、対尼崎西シニアさんでした。
しっかりした球を投げる好投手中心のチーム。
初戦ということもあり、簡単には物事が運ばないと分かっていましたが、予想通りの苦戦で何とか勝てたという感じです。
その2日前には奈良西シニアさんとオープン戦をし、木っ端微塵、跡形も無く砕け散った。
完膚なきまでの完敗。
選手達もそして私も思い知らされた。
重要且つ意味のある大敗でした。
礼節、準備からベンチワーク、声の出し方、配球に至るまで、また大変な1年間の始まりです。
出来るまでやる、徹底する、という1年間にしなければなりません。
我々指導者も、選手達も、親にも相応の覚悟が必要です。
内容の濃い1年間にします。

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