149】ある光景

学童から中学へ、中学から高校へ、新しい組織に移り変わった時、期待と不安に苛まれます。
そして幼年期から少年期へ移行するこの中学組織への入団は、本人を一人立ちさせる上で親子にとって最も大切な時期と言えます。
豊中シニアにもそんな新人21名が入団してくれました。
一人一人が色々な異なる環境を経て集まってくれた選手達です。
それぞれが違う家庭環境と学童チームで育てられました。
そして豊中シニアという共通の場で沢山の事を経験し成長の階段を登って行きます。
協調、和、我慢、礼節、苦悩、挫折、成功、喜び、友情、慈悲、男気、感謝、等々…。
そんな中、選手達は不馴れな未知の世界で何とか従っていこうと頑張ります。
今まで走った事のない距離を、今まで振った事のない数を、今まで食べた事のない量を、今まで出した事のない声を挑戦するようになります。
そしてその先には今まで味わったものとは別格の充実感と領域が待っているのです。
まさに子供がひとつの殻を破り大きく前進しようとしている瞬間です。
その時、親御さんが 「無理をしてはダメ」 「また故障したらどうするの」と言ってしまうのは如何なものでしょう?
その瞬間に大切な芽を摘んでしまう事になりませんか?
ケガや故障に関してはデリケートで扱いが難しいですが、子供が自分の意志でちょっとした事をやり遂げ、少し充実した表情を見せたのに、少しだけ親離れ出来る機会でしたが、チャンスを逸したように見えました。
こういう事からも少しずつ差は出来てしまいます。
豊中シニアは故障者に一切の無理はさせません。
その無理は無茶です。
子供が、やれる状態とやる意思を持つまで待つことにしています。
豊中シニアはこちらからお願いした場合を除き、我が子に対しグランドでの接触、声掛けは一切無用です。
どうぞ距離を置いて静かにポジティブに見守ってあげてください。
もう中学生硬式野球なのですから。