【79】ひとつの使命

2年間を経過した3年生の練習を見る。
3年生になったばかりだが4ヶ月後にはもうチームを卒団だ。
過去7年間の中では体の変化率は一番大きい学年。
バットを振れる選手も一番多い。
投手の球の質も良くなった。
彼等が2年前、入団当時の資料に目をやると私独自の様々な評価や課題等が記入してある。
あれから2年、その想定以上に成長した選手、予想通りに伸びた選手、今尚伸び悩んでいる選手、等々。
悲喜こもごもではあるが、この学年は御父兄の質とまとまりが良いこともあって、そこそこのチームになってきたと思います。
やはり一番長く一緒にいる親からの躾や養育は大切です。
偉大なる親の言動や存在は教育の根源です。
それが幾分ゆるいと、子供の取り組みや姿勢が甘くなりがちと感じます。
子供達のグラブを手にとって見ると、その子の守備力がわかるが、選手達を見てたらその子の親の気質がわかります。
いずれにしても我々指導者は、家庭養育を受けているその子らに、野球というフィルターを通して人としての、選手とし
ての磨きをかけていくという事だろうと思います。

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