304】残念でしたが

勝てばベスト8という大事な一戦でしたが完敗でした。
 現試合でやれる事は全部やった感は有ります。
 引き締まった良い試合は出来たと思うが、この試合、完全に力負けだったと思います。
 4対1の結果だったが勝負の綾で1、2点防げていたか?
あと1本打てれば1、2点取れていたか?   は思わなくもないが、そうはならない実力の差はあったのだと思う。
 勿論、あの配球が、あの動きが、あの打撃が……と思い返せばキリがないが、それが野球。
 出せるものは出したという意味では悔いはありません。
うちの松岡も粘って良く投げてくれたが、草津シニアの服部君も気力溢れるピッチングでした。
そして捕手の伊藤主将がリードオフマンの役目を充分に果たしていました。
それにしても草津シニアさんの主将は毎年選手としても人としても素晴らしい。
きっと西村さんと徳さんの育成手腕なんだと思う。

さて今後ですが次に向けて中長期で植え付け、根付かせなければならない事がいくつかあります。
 技術的なものも含めるといくつもあります。
これは強いチーム作りに絶対条件だと確信した事もあります。時間はかかると思うが私はこだわってみたい。

我がチーム、広崎主将が成長し牧野が一人立ちし、楠木、北島は放っておいても大丈夫に成長した。
 松本が一皮剥け、井田と名田と本田はあとちょっとの所まで来た、伊藤と南郷にはここだけは直せと厳命してます。
 山本は高校ではエースになる、中村は人柄良し問題なし、小さなミスに気が付けば良い捕手になる。
 12人全員が根が素直な子達でね、良い学年でした。
この2ヶ月間の新たな成長も楽しみです。
 御父母の皆様、勝たせてやることが出来ず大変申し訳なく思ってます。
 日本選手権予選を終え、予てより思案中でした指導者配置、組織図に若干の着手をしたいと思っています。

303】三回戦へ

何とか機敏に動いて自分達の野球が少し出来たかもしれません。
大会は始まったばかりと思いきや、来週にはベスト8が決まります。
我がチームもこれからが辛抱処ですが、競り勝ちたいと思います。
たぶん色んな事が起こると思うが、これまで取り組んで来た事や方向性に大きな間違いは無いと思ってます。
結果はともかくも信じてチャレンジするだけ。
勝っても負けても私自身が納得したい。
勿論負けるつもりはないし、負けないだけの練習は積んで来た。
この大会、左側ゾーン序盤戦の注目カードは五条対神戸中央、京都対神戸西、と思ってました。
その後に、草津対東住吉、神戸西対北摂、それから大阪福島対五条。
夏は特に総合力だと思う。
そして3年生のスキルアップ、故障者の有無、仕上がり状態と闘志だと思う。
上記チームはいずれ劣らぬ総合力を持ち合わせたチーム、屈指の好ゲームになると予想してました。
本大会は想像以上の波乱で、シード8チームの内5チームの姿が消えた。
しかも5チーム共初戦敗退という珍事です。
これがいくつか有る中学生野球の怖さとトーナメントのそして日本選手権の怖さ。
ここからは少し落ち着いたゲーム展開も増えるでしょうが、今年はこういう巡り合わせの年なのでしょうか。
我が家は北島のケガからの復帰が間に合ったし、3年生一人一人のアンテナが高くなってきたし、決して強くはないが去年9月の新チーム発動以降、一番良い状態です。
粘りの野球が出来そうな気がします。

302】貴重な体験

予選1回戦はまずまず引き締まった野球をしてくれました。
ここに来て3年生の4人がとてもしっかりしてきた。
しかしまだ数人足りない。
あと3人出て来てくれれば戦える戦力なのだが…。
2年生は1人を除いて皆、弱さが露呈。
その弱さも何とかなりそうな選手と時間がかかりそうな選手とが居る。
誰にも緊張感やプレッシャーはあるものだが、それによって体が動かなくなる選手が多いこと多いこと。
この弱さは自分で解決するしかないのです。
その解決方法は沢山の失敗体験と成功体験にある。
何人かの選手は充分過ぎる経験を積んできているが、それでも毎回ビビり、テンパる。
無心で初球からガンガン行けと指示を出し、実行すれば5割以上の成功率なのに、その成功体験を活かせずすぐに消極的姿勢に戻ってしまう。
さっきそれで好結果が出てるのに…。
その懲りない弱さに私は閉口することもしばしば。
まだまだ自分の力で歩んでなく、おそらくは過保護の要素が強いんだろうと推測出来る。
それが良い悪いと言うんじゃなくて、それをも前提にして話をしなければならない選手も居る訳で、これは大変。
勿論全員ではありませんが、近年は無理もないが、家庭で厳しく躾られてないであろう御子達に、強弱の叱責を盛り込んで野球指導する訳ですから、時間もかかります。
親御さんの御理解と御協力も必要ですので何卒よろしくお願いします。
これが塾ならば志望校に合格すべく単に勉強を教えるだけでしょう。
しかし豊中シニアは塾じゃない。
体力と技術の習得以外にも協調を学び、自己抑制も学ぶ。
優しさや思いやりや礼節を学ぶ。
男の修行の場と言ってもいいのではないでしょうか。
ここにチームスポーツならではの良さがある。
ラグビー等もきっとそう。
個人能力の集まりではあるが調和無くして成り立つものではないのです。
今、選手達にとって一番大切な事は、本人が気付きガムシャラに取り組む事なんですが…。
プレッシャーを楽しめる境地になれれば理想的でしょうが、中学生にはちょっと難しいか……。
そういう選手にはなかなか会えないですね。

私は滅多に緊張して心臓がバクバクする事はないが、これまでの人生で3度だけ、どうしようもなく身体中が緊張につつまれた事がありました。
1度目は中学3年生の秋、中学野球全日程が終了した後、陸上の大会に出場した。
競技は100メートル走。
あれよあれよと言う間に地域大会を勝ち抜いて山口県の本大会に出場。
場所は県立陸上競技場という大舞台。
予選1組目、大会にも競技にも慣れてない私は一人ボーッとしている、一方レース前、他の選手はコーチからマッサージを受けたり、アドバイスをもらったりしてる。
勝手が違うわ、雰囲気には呑まれるわ、スタート直前にはもう逃げ出したくなるくらいだった。
心臓が飛び出そうとはこういう事を言うのかって感じでした。
結果は自己ベストにも程遠く12秒30の予選落ち。
2度目は大学4年生の秋、首都大学秋季リーグ戦で日体大の岡本と首位打者争いをしていた私は、野球は大学が最後と決めていた。
最後の野球、硬式野球人生最終打席、ヒットを打てば首位打者当確、おそらく周りの誰も知らない私の思い、どうしても最後にヒットを打ちたいと緊張し体がガチガチになった。
今思えば打席に入るルーティンもいつもと違ってたんじゃないだろうか。
初球の甘いストレートに手が出ず、勝負あり。
結果は詰まったセカンドゴロで悔いの残る最終打席となった。
それまで味わった事のないプレッシャーでした。
3度目は30才の時、親友の結婚式で司会を安易に引き受けてしまった。
簡単に出来ると思ったのだ。
何度も練習した。
何度も。
しかし本番では練習が全然役にたたず何が何やら分からず、全く言葉が出ず、頭の中も真っ白になってしまった。
新郎のお母さんに助けられながら何とか進行させていただいた。
以上3度とも初めての経験、さすがに完敗でしたが、その後に活きる貴重な体験だった事は言うまでもない。
選手達に何か参考になればと思い書きました。
私の物怖じしない性格は母の躾と教育に因るところが多い。
厳しかったけれど優しかった。
幼少の頃からとにかく私を人前に出さす、中心的な役割を担わせる、トップに立つよう暗示をかける、私に考えさせて決めさせる。
おそらく母も答えは持っていたに違いない。
しかし私が道を大きくそれないかだけただじっと黙って見ててくれていたような気がします。