182】タイガースカップ ベスト4

タイガースカップの準決勝戦は堺泉北シニアさんと対戦。
堺泉北シニアさんは大津瀬田ボーイズさんを、豊中シニアは忠岡ボーイズさんを、お互いにボーイズの強豪を敗っての準決勝進出で、整備の行き届いた流石の美しい鳴尾浜球場を舞台にシニア同士の戦いをしました。
しかし試合前のシートノック時に何か違和感を感じていました。
前週の甲子園球場での試合より固く、動きが悪い…。
モジモジした小さな声しか出せない…。
それを指摘する選手もグイグイ引っ張っていく選手もいない…。
初戦でもないのになぜこんなに大人しく静かにやっているんだろう…?
自分たちで 「自分たちの野球」 をする準備が出来ていない…。
私が最も危惧している部分です。
先週の方がリラックスしていた、今日は苦戦する…。
こういう悪い予感は的中するもので、一方相手のエース園田君は体調不良をおして点滴までうって挑む心意気で、私の大好きな言葉「男気」のマウンド。
しかも前日より動きが良く、ダイナミックなフォームが戻ってきている。
そりゃ他の選手も燃えるはず!
監督さんも最小限の指示で、あとは意識的にゆったり構えようとしていることが見てとれた。
試合に入り豊中は記録上はエラーではないが、明らかに動きの悪さからくる守備のミスが6つ。
いつもは指示を守って一意専心で挑んでくれる選手達も、この日は全く本来の動きがとれない…。
実力のあるチームに対してこれでは厳しく、ましてや勝とうという意欲が強く出ているチームと慢心の我がチームでは違いは明らか。
原因は「準備と心の弱さに有り」 。
つまり配慮出来なかった私に、強く育てきれていない私に責任が有る。
終わってみれば完敗でした。
有頂天とは、どんな頂きにも天井が有るっていう戒めの単語。
その有頂天に成りかけた我がチームは、周りにいくつも強いチームが有るって事を再認識してリスタートを切らなければならない。
負けた事は残念だけれど、それを気付けた事がとても大切で有意義。
いや気付かせていただいた事が重要。
鍛えます!

それにしても上野監督さん率いる堺泉北シニアさん、バランスのとれた良いチームです。
監督さんの優れた手腕による所が大きいと察します。
そして名将、井戸監督さん率いる南部シニアさん、大阪交野ボーイズ戦のサヨナラ勝ちは圧巻でした。
関西シニアは上位10チームほどが激戦の学年だと思います。
この構図はひと冬を越えて変化するかもしれません。
目的意識をしっかり持って、瞬発力のあるチーム作りをしたいと思います。

タイガースカップのご声援誠に有難うございました。

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181】木よりも森

甲子園という大舞台で選手達がどれだけいつもの自分を出せるのか?
出させてやれるのか?
選手達に緊張するなと言っても無理があるし、ただ私はそれくらいしか考えてない。
あとは全部コーチがやってくれるし、実際プレーするのは選手だしね。
強いチームやポテンシャルの高い選手が揃っているチームが負ける事もあるし、うちのような未熟なチームが勝つ事もあって、なかなか予想通りにいかない。
数あるスポーツの中で、野球が一番下馬評通りの結果にならないのではないだろうか。
大が小を食う豪快さと、小が大を食う痛快さ。
特にアマチュアのトーナメント戦はそれが醍醐味であり、ましてや中学生ともなれば、まさかの勝ち負けが頻発する。
そこに怖さと希望が混在するのである。
だからこそ勝って傲らず、負けて嘆かず、熱き心は必要だが、勝ち負けに極端に一喜一憂しないで前に進む精神を養育し、心豊かで強い選手を育成し、高校さんにバトンを渡したいと思っています。

今週日曜日はタイガースカップ準決勝戦。相手は堺泉北シニアさんか大津瀬田ボーイズさんか。
どちらが来られてもうちにとっては厳しい戦いとなる。
ここまで勝って来たチーム、必ず卓越した何かを持っておられると思います。
よく聞くのがボーイズが、ヤングが、シニアが、っていう話。
私がシニアの威信にかけて戦いますと宣言し、結果も出せれば回りからも納得してもらえるのだろうけれど、責任の所在はともかくも正直に言って、私にそんな意識は無い。
結果としてシニアの為になれば幸いだが、ボーイズもヤングも素晴らしい組織な訳で、私としては垣根を越えた交流が深まる事が望ましいと思っています。
所属がどこであろうと、相手が誰であろうと、礼節を守り、謙虚に戦う。
目の前の試合に全力を尽くす。
勝ちたいけれど、負けたら「ごめんなさい」でしまい。
そのかわり内々では負けを分析し、次に生かす取り組みを増やす。
和と根と忍のいる仕事です。

まずはこの日曜日、チャレンジして来ます。
良い試合になりますように。

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180】タイガースカップ

シニアの関西大会に勝って3週間後、大阪府知事杯2回戦では西成シニアさんに完敗。
そこに何か気の弛みは無かっただろうか?
私も含め、チーム全体に…。
今私が感じているのは、チームコンディション調整の難しさです。
中学生は本当に難しい。
同じチームでも時と場所が変われば、このチーム、こんなに強かった?、とかその逆であったりとか、とにかく変化します。
真の実力を有してるチームだけが、その誤差が小さい。
そういう意味でも、うちはまだまだです。
わずか2年5ヶ月間しかない中学生野球で指導出来る事は限られてくるが、故に基礎体力を念頭に置きながら順応力、応用力、自発力が身に付くかが大切になってくる。
近年の子供達に極めて不足している事のように思います。

今週土曜日は、甲子園球場にてタイガースカップです。
1回戦は忠岡ボーイズさん。
バッテリーのしっかりした強いチームだと思います。
私自身、初めてのタイガースカップです。
チーム状態は10日前が最悪のボトム。
そこから徐々に上がって来ていますが…。
幸い故障者が復帰に間に合い、何とかなりそうなのが朗報です。
私には不思議なことに、変な気負いがありません。
結果がどうなるにせよ、新しい体験が出来る事が楽しみで仕方ない。
謙虚にチャレンジャーとして戦う。
それだけです。

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