295】負けず嫌いとセンス

打っても、捕っても、投げても、走っても、跳び跳ねても、体のバランスと感性の良い子がいる。
幸運にも先天的要素を持ったその選手は伸びる。
教えなくてもセーフになろうとするし、アウトを取ろうとする。
速く走ろうとするし、強く投げようとする。
出来なきゃ人一倍悔しさを感じ、特に人の見ていない所でそれをバネに努力する。
当然誰よりも負けず嫌いなのは当たり前。
「負けてたまるか!」って汗水流してやってるに違いない。
こう思えて感じれて、出来るまでやろうとする事が当たり前な子は、正に「センス」があるのだと思う。
子供なりの目線で構わないが、それでも「なにくそ」と思わない、大して「悔しい」とも思わない、「目標」も持たない、そんな選手はあまり伸びないし、大概同じ失敗を何度も繰り返す。
しかも熱い思いがそこには無いものだからその失敗が次に活かされない。
これは野球だけに言える事でも、スポーツだけに言える事でもなく、勉学や研究や大人になってからも色々な事に当てはまると思う。
ただし、センスの有る無しだけで片付けられないし片付けたくもない。
だから、後天的な躾、教育、養成、心の育成、経験、なんだと思う。
それが創意工夫や努力に結び付き、成功への足掛かりになると思います。
中学生野球指導の場に、あまり難しい事は持ち込みたくないけれど、私は指導者として念頭に置くべき事だと思います。
負けん気の強さはセンスであり財産であり、成功への重要なファクターのうちのひとつでしょう。
しかし残念ながらそれをあまり持ち合わせていない選手もいて、その彼等に対して、どれだけ丁寧に根気よく愛情を持って向上心を植え付けていくか。
色んな子を預かる訳で、指導に従事するからには、これもまた大切な事で覚悟と忍耐が要ると思います。
小中学生の野球にあまり道徳を持ち込まない方が良いとは思いますが、野球経験だけじゃ真の指導者にはなれないとも思います。
私なんか未熟者もいいところです。
まだまだコツコツと積み上げているものが足りない。