297】誰も置いて行けないが…。

確かに各々の能力の差は有る。
勿論野球の世界に限った事ではないが。
それは幼稚園時や小学生時から顔を覗かせ、中学生時には、かなりの差がついて来るし、高校生にもなれば歴然とした差に唖然とする事も少なくないはずだ。
その時、出来るならば羨ましがる方ではなく羨ましがられる方になっていたいものです。
また、なぜそういう差が生じて来るのかを親も指導者も考えなければならないと思います。
出来る者の共通点、足踏みしている者の共通点は確かにあります。
成長度合いの低い子の共通点は、同じ失敗を何度でも繰り返す、言い訳が多い、何が何でもとかやりきるんだという強い意志が希薄という点だと思います。
大きな失敗を犯したとしても心が大きく動くほどには懲りていない、他愛もないという事なのでしょうか。
問題意識がないです。
その失敗こそが成長への良ききっかけになるのですが…。
せっかく失敗を経験出来たのに何とももったいない話です。

挟殺プレーで塁間の真ん中地点に居るランナーに対しては、まず追い立てる動作が基本、それは中学2年生以上にでもなれば当然出来て当たり前だと私の中では位置付けている。
だから何度も何度も身に付くまで練習する。
習得出来てるとばかり思っていたが残念ながら2年経過したこの時節でもまだまだだった…。
他にもいくつか有るが、あと4ヵ月余りで卒団するこの時期にまだこのレベルにしか持って来れてない私は深く反省してます。
空気を読んで機敏に行動する選手を育成したいのだが難しい?
試合中、外野の選手が負傷した、試合は中断している、その時ベンチの控え選手で外野手へ交代可能な選手は2人。
欲を言えば、指導者が何も言わずとも直ぐに準備を開始して欲しいが、念の為、急いで直ぐにキャッチボールをするよう指示を出した、しかし一向に始めない。
もう1人はブルペン捕手のレガースを着けたまま我関せずだ。
2人とも起用はやめて外野経験は乏しいが目が生き生きしていた2年生を出しました。
私にとっては出来て当たり前の 「この程度の事」 なのだが、これらを求めるのは無理な事なのか?
時期が時期だけに出てない選手も試合に使ってあげよう…とはいかないんです。
去年までなら2月からレギュラー固定で決行しているが、今年もいくらなんでももうここからはシビアにいきます。
ルキのように感性が豊かで空気を鋭く読める選手は3年生にはいないのだろうか?
先にも書いたが、伸びが鈍化している子の共通点は、練習、確認、反省、こだわり、なにくそ、そして努力。
このあたりが明らかに欠如しているし、とにかく「ぬるい、ゆるい」。
それは各人の野球日誌をみても一目瞭然。
成長と日誌の内容は完全に比例します。
こちらサイドも色々工夫して気付かせ、積極的な姿勢を促そうとしているのだが、最終的には、やるのは本人な訳で、どうしたら気付き姿勢を変えてくれるか、私も諦めずに探し続けてみます。
置いてく訳にはいきませんから。
それにしても同じ様な出来事が繰り返され過ぎて、ちょっと寂しい。
奮起を期待したいです。

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