364】甘さが目立つ

先日、京都八幡の西監督さんよりご紹介頂いた、戸田監督さん率いる甲賀シニアさんと午後からオープン戦1試合を無理にお願いし、快く引き受けて下さいました事、大変感謝しております。
何せ、当日の午前中にお願いした訳でして、無茶苦茶な申し入れ、本当に申し訳ありませんでした。
関西大会2回戦を前に、確認したい事がいくつも有って有意義なオープン戦になりました。 

豊中新チーム、この学年の個々のスキルは高くありません。
ブロック予選を勝ち抜いたのも、本戦の1回戦を勝ったのも偶然に近く、「まさか」の勝利です。
そういう実力の無い弱いチームが戦っていくには「チーム一丸のまとまり」しかなく、うかつな平凡なミスをしない事。
助け合う事。
上手い下手に関係なく誰でも出来る事はキッチリとやり遂げる事。
その上での力負けは仕方ないと割り切ってます。
にも関わらずツーアウトからタッチアッブ体勢に入るわ、送りバントは決まらないわ、どの打者でも守備位置を変えずに守るわ、いくら何でもこんな事をしていては、とても勝ち上がれる野球ではありません。
特に試合前に、サインミスは絶対ダメ!、そしてサインを見ないなんてもっとダメ! と忠告して試合に臨んだが、それでもサインを見ない選手が二人もいた。
二人ともワンアウトの三塁ランナーなのです…。
指導者としてこの現状では怖くて試合で使えません。
そういう意味では現況判断が出来た貴重なオープン戦でした。
チャンスは誰にでもあるのだから3年生の菱田のようにそのチャンスを活かし、野球を自分のものにして欲しいです。

野球にも偏差値は存在すると思います。
勉強も出来るに越した事はないが、それとは別に野球頭脳というのがある。
技量、体力の他に記憶力、物事に気付く、創意工夫、自立、継続力、素直等々このあたりが欠如している選手はあまり伸びません。
同じ選手が何度も同じ事で注意を受ける…、全然難しい要求ではないのだが懲りないようで…。
実に残念です。

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