291】苦労を共にした仲

広島の呉昭和シニアさんをお招きしてオープン戦をしました。
早朝4時に出発して下さったそうで、若干の雨模様でしたが何とか2試合出来て良かったです。
以前にも書きましたが、呉昭和シニアさんの梅原監督は大学時の私のひとつ後輩、当時を語ればいくら時間があっても足りないくらい色んな事があったし、その前半は辛さと苦しさだけだった。
1年生時は四六時中気を使う寮生活と練習で疲れ果ててたなぁ…。
2年生になり少しだけ気が休まる時間が出来たが結局3年間は三塁コーチャー専属で公式戦出場機会はゼロ。
選手としては技量不足で失格の烙印を押され、マネージャーになる事を勧められたりの紆余曲折の3年間だったが悔しさを原動力に一念発起、4年生時にレギュラーの座を獲得した、今となれば良き思い出です。
まともに野球をさせてもらったのは4年生になってから。
天底を味わい、人の2倍以上の経験をする事が出来た。
サードコーチャーの経験も今の私には貴重な財産です。
梅原君とは、まぁ大きな声で練習した。
彼の実直で優しく明るいキャラクターは少なからず私を癒してくれました。
彼は肩の強い選手でね、ショートを守っていたけれどその肩をかわれて途中からピッチャーも兼任するようになった。
人の心を大切に思う男で、私と同じ気質を持っていると思う。
この度のオープン戦でもお互いの考えてる事が分かり、通じ合うものがあり、思わずウルッと来てしまいました。
突然、選手と御父母の前で何かしゃべってくれと言ってきたのには焦りました。(苦笑)
こんな時は経験実話と今思っている事をありのまま話す、とっさにそう思いつき実行したが果たしてどう受け取られたかは分かりません。(これまた苦笑)
天災被害でまだまだ大変な呉市の皆さん、チームもまだホームグランドを使えない状況。
そんな中、人の生死に関わる最先端で仕事に従事する梅原監督。
私が広島県民ならば迷わず彼に子供を預けます。   
追伸、豊中シニア御父母の皆さま、炊き出しとグランドの設営、誠に有難うございました。選手達もご苦労様。
選手同志の交流も築けてとても良かったと思います。 

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